最近でこそあまり見かけなくなったが、かつては町のあちこちをノライヌがうろついていたもの。メスイヌを飼っている家では、庭先にイヌをつないでおいたところ、オスのノライヌがやってきて、いつの間にか交尾をはじめたなんてケースも少なくなかった・・・らしい
交尾しているところを見つけて、あわてて引き離そうとしても、これがなかなか離れない。ペニスがメスイヌのなかにすっぽり入り込んでしまうと、少々手荒に引っ張っても抜けないのである。
ちゃんと挿入しているつもりでも、すぐに抜けてしまう人間のセックスとは大違いだ。
イヌが一度挿入するとなかなか抜けなくなる理由は、ペニスの構造にある。人間のペニスは、ほとんどが海綿体でできていて骨はないが、イヌのペニスには骨がある。しかも、その骨には「勃起こぶ」と呼ばれる部位があり、交尾中はこれが大きくふくれてメスの膣内に引っかかるのだ。そのため、一度交尾がはじまると、なかなか離れなくなる。
勃起こぶがふくれあがるのは、射精後、膣口をふさぎ、精液が漏れるのを防ぐため。精液をできるだけメスの体内にとどめて、受精する確立を高めようとういうわけだ。
そして、一度ふくれあがった勃起こぶは、射精後もなかなかもとに戻らない。短いときで数分間、長いときは1時間もふくらみっぱなしである。その間、オスをメスから引き離すのは至難の業・・・だと
(人間は、射精すればペニスがすぐに小さくなるというか萎むよね・・・
もっとも、1時間も入れたまま抜けない状態だったら、膣が心配になりそうだ
で、イヌにバイアグラを使用したら何時間の勃起状態になるのかな?)