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私の変な質問?

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「膣」という漢字の意外な成り立ちとは

 漢字はいうまでもなく、中国からきた文字。ところが、なかには中国には存在しない、日本人がつくった和製漢字もある。身近な漢字では「峠」や「畑」などがそうで、「膣」という漢字も和製・・・らしい
 この文字ができたのは、江戸時代のこと。その成立事情はきわめて学術的である。
 日本初の医学の翻訳書は「解体新書」であり、この本によって日本の西洋医学に関する知識は大きく広がることになる。ところがこの本の原書を翻訳するときには、大きな課題があった。原書で使われているオランダ語を、適切にあらわす日本語がない場合が多々あり、女性器もその一つだった。
 そこで、「解体新書」を著した杉田玄白、前野良沢の弟子である大槻玄沢が、その不備を補う「重訂解体新書」を出すとき、「膣」という文字をつくったのである。
 この本には、ヴァギナに「膣」という文字を当てた理由も書かれている。オランダ語ではハギナというが、本来の意味は「鞘」である。「鞘」と訳したのでは意味が通じにくいので、新字をつくって「ちつ」と読ませることにしたというのだ。
 このとき、肉月を用いたのは、「肉でできた室」という意味をつけるためだという。オランダ人は、ペニスを納める女性器を鞘にたとえ、玄沢は肉の部屋と考えたというわけ・・・だと

(和製漢字については、私よりも読者のほうが詳しいのでは?、と思う
医学のために真面目に考え出された漢字であったのには少し以外だったけど
で、もし発想が違っていたら、別の漢字になっていたかもしれないゾ
うふふ・・・)
by sikoukairo2 | 2010-06-28 03:17