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私の変な質問?

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庚申の夜はセックスしてはいけない?

 江戸時代、庶民のあいだで「庚申講」という祭祀が広まった。「庚申」は干支(十干と十二支の組み合わせ)の57番目に当り、年では60年に1回、月では西暦の末尾が3か8の年の7月、日では60日に1回めぐってくる。その夜、帝釈天や猿田彦をまつって、寝ないで徹夜するという行事だ。
 そして、この夜には、絶対にセックスをしてはいけないとされていた。なぜ、その夜にかぎってセックスが禁止されたのか?
 庚申講は、中国から伝わったもので、道教の伝説にもとづいている。
 その伝説によると、人間の頭、腹、足にはそれぞれ虫が住んでいて、宿主の悪行を監視している。そして庚申の夜になると、宿主が寝ているあいだに、3匹の虫はそろって天にのぼり、天帝に宿主の悪行をつぶさに報告している。天帝はその情報によって罪の重さをはかり、その人の寿命を決めるのだという。
 そこで、人々は、3匹の虫が天にのぼるのを阻止するために、庚申の夜はみんなで集まり、天帝をまつる酒盛りをしながら夜を明かすことにした。その神聖なる夜に男女の営み行なうなど不謹慎である、というわけ・・・らしい
 タブーを破ってセックスし、子供ができた場合、その子は盗人になると信じられていた。あの大盗賊石川五右衛門も、庚申の夜にデキた子という言い伝えが残っている・・・だと

(いまどき庚申講を続けている地域や場所があるのかな? 庚申の日に合わせて地域の人が集まり会合を開く場所があるようだけど、徹夜の行事をしていると聞いたことがないゾ
徹夜といえば、ある地域では、大晦日の夜、地域のお宮さんにこもり、新年を迎える行事があるらしい。
で、そのうち無形民族文化に指定されたりして・・・)
by sikoukairo2 | 2010-10-28 03:17