30代から始まる本当の快楽・・・
性情報の氾濫した今では考えられないことかもしれないが、50年前にはあからさまにセックスについて語ることは、まだまだタブーとされていた。
そんな時代に、人々の赤裸々なセックスライフを膨大なレポートにまとめた人物がいた。アルフレッド・キンゼイである。キンゼイは、アメリカ・インディアナ大学の動物学の助教授で、助手たちとともにセックスに関する疑問を350もの質問にまとめあげ、1万8千人にインタビューした。そのインタビュー結果を発表したのが「キンゼイ・レポート」である。レポートは男性版と女性版に分けて発売されたが、男性版は20万部も売れるベストセラーになった・・・らしい
その「キンゼイ・レポート」から、女性のオーガズムについての興味深いデータを紹介しよう。オーガズムを得やすいのは、男性で15~25歳、女性で30~35歳だという。同じ人間でも、年齢によってオーガズムを感じやすい時期と感じにくい時期があるというから驚きだ。
特に女性の場合、初体験から日が浅く、年齢が低いほどオーガズムを得ることが難しい。身体がまだまだ熟成していないことが原因で、「感じる」準備が不十分だからだ。
もう少し詳しく生理学的に説明すると、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が最も盛んになるのが30代前半。20代でもエストロゲンは分泌されるが、出始めたばかりでピークには達していない。女性ホルモンの働きが活発になることで性欲も増していくのだ。エストロゲンの分泌量は、30代前半を境に、30代後半、40代、50代と年を取るにつれて少なくなっていく。
ということは、女性がセックスするのにもっとも適しているのは、30代前半といえる。まさに「女盛り」を迎えるのだ。
余談だが、江戸時代の大奥では、女性が30代になると将軍や大名とのセックスを辞退するしきたりになっていた。せっかくセックスの快感も覚え始め、これから夜のお務めも楽しくなると思う頃になって、一線を退かなければならなかったのだ。
これは、若い女性が将軍に好まれたというよりは、単に高齢出産の危険を避けるための決まりだったらしいが、テレビドラマなどで描かれる大奥の女性たちが、みな一様にカリカリしていて意地悪なのも、このへんの欲求不満が影響しているのかもしれない。
男性は、若くて初々しい女性に、自らの手でセックスの楽しさを伝授したいと夢想するものだが、これはかなり非現実的な発想である。思い切り女性を楽しませてあげたいなら、30代女性のお相手をするに限るのである・・・だと
(30代の女性といえば、ほぼ結婚している年齢だよね、30代の独身女性を探すのが難しいのでは?
だからといって、人妻を誘うのは問題だよぅ・・・後からもめ事が起きたら大変だし・・・)