人気ブログランキング | 話題のタグを見る

私の変な質問?

tamacyan.exblog.jp
ブログトップ

脱がされた!

 友人の美多民はアルコール類を嗜むので少々酒類の知識があるようだ。私も少々は飲むけどあまり強くないので飲んでも蒸留酒を少し程度で醸造酒は悪酔いする傾向がある。
 土曜日の夕方から、美多民の部屋で白ワインの試飲会をすることになった。彼女は外回りの仕事の合間に方々の店をチェックしている様子で、ショッピング情報にも詳しく、仕事中に買い物もしていると言う。それで酒販店で気になる白ワインを見つけたので購入し、一緒に飲もうということらしい。
 美多民の部屋に入り椅子に腰掛けると、早々2本のボトルが出てきた。1本は透明のボトルで白ワイン独特の琥珀色、もう1本はブルーボトルで中の色が確認できない。早々ボトルのコルクにスクリューをねじ込み2本のコルクを抜くと、それぞれのボトルの香りを確認した。
 透明ボトルの方は華やかで強い香り、ブルーボトルはフルーツのような控えめの香りがした。ワイングラスが無いからとブランデーグラスが出され、透明ボトルのワインが指2本程度の高さに注がれた。乾杯をして再度香りを確認すると先ほどよりも強い香りがする。少し口に含むと舌にまとわりつくような濃厚な味がする。「何かツマミがほしいね」と言うと出されたのは乾き物、スナック菓子、チョコレートだった。
 乾き物を口にしながらグラスを飲み干すと、次にブルーボトルのワインが注がれた。色は薄く透明に近い、口に含むと舌触りはなめらかでジューシーな味だ。「私はこのボトルの方が飲みやすい」とつぶやくと、美多民は冷蔵庫から吟醸酒を取り出し「これも試してみて」と言い、別のグラスを取り出し少し注ぐと私の前に出した。
 ワインの香りが鼻についているのか、香りは薄く味は舌になじむような感じだ「これは、ブルーボトルと甲乙つけがたいのかな?」と言うと「吟醸酒は高額だけど、ブルーボトルは国産の安物だよ」と言って笑う。「私の感覚では利き酒は無理だね」と言い苦笑い。
 しばらく雑談をしながら飲んでいると酔いが回ってきた、ブルーボトルは空いたけど透明ボトルはまだ3分の2ほど残っている。美多民は「封を開けたから飲み干そうよ」と勧めてくる。
 どれほど時間が経過したのだろう、寝ていた私はのどの渇きで目が覚めた。隣には美多民が寝ている、美多民のベッドで寝ていたのか・・・。水を飲もうと身体を起こした私は、何も着ていないことに気がついた。全裸だ、飲んでいる途中までの記憶はあるけど、その後の記憶がない、何があったのだろう・・・
 
by sikoukairo2 | 2011-08-18 03:51